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Newsお知らせ

きらめきフォトコンテスト

JAたまなは3月7日、第12回きらめきフォトコンテストの審査会を本所で開き、最優秀賞のJAたまな賞に一瀬隆翔さんの作品、タイトル「神楽」を選びました。

コンテストは未来に伝え残したい農業や伝統などに対する地域意識向上のために毎年実施しています。
 

最優秀賞:JAたまな賞

タイトル 「神楽」

講評

過去、「未来に残したい伝統文化」を切り口にした作品が、JAたまな賞になったことはないと記憶している。

人口減少が各地で進む中、地域の神社仏閣、また受け継がれてきた祭りが無くなって言っていることが現実である。そんな中、この作品がトップになったことは意義深い。

舞手の真剣で恍惚的な眼と舞う姿、画面は右から左に目線が流れ、手に持った御幣が動き流れることで写真における時間表現ができた。背景の見る人の見守る暖かな目線、鴨居に掲げられた絵馬の大きさと古さが、この社の伝統が表現できた素晴らしい作品になっている。

 

きらめき賞

タイトル 「人生初めての餅つき」

講評

家に受け継がれてきたと思える石臼があり、笑顔の母親を見つめる幼子、父親の安心した微笑みに、この上ない幸せ感が溢れる。希望に満ちた未来を祝福したい。

タイトル 「美味しいみかん食べるよ!」

講評

画面の左隅から注がれる笑顔の目線、子どものカメラを意識しない自然な笑顔、ミカン畑で働く幸福感が十分に表現された。

タイトル 「大きいジイジのお墓掃除」

講評

お墓掃除をする写真はいままで出展されたことはない。

画面手前に掃除道具を配し、奥に古い墓石と人物が見える。掃除する主人公を子供にすることで受け継ぐ生活風景をうまく捉えた。子どもの顔が陰っていることが少々残念。両手の動きが、真剣さをみせている。

 

タイトル 「初めての稲刈り」

講評

米騒動のニュースが流れる中、稲作に関係する作品として選んだ。

演出が良い。晴れた空に収穫期を迎えた田んぼで、麦わら帽子を被った笑顔の子供が稲穂を掲げる。画面を下から見上げたことで未来への広がりを感じる。米は日本人の食生活に大事である、子どもがそのように言っているように感じる。

タイトル 「未来に残したい梅干し作り」

講評

平面構成がうまく、写真の質を高めた。四角の中に納まった四角と円の線がタイトルの梅干し作りの状況を説明している。作業する女性の顔が見えないことがかえって生活の中で受け継がれてきた手法を伝承的な作業風景を表現することになった。

入選

タイトル 「大きなネギとったどー」

講評

孫と農作業をする喜び、そしてその収穫物を孫にもたせ野菜の大事さ嬉しさが伝わってくる。

タイトル 「日本とインドネシアの正月」

講評

農業の労働者不足は、技能実習生の補完で成り立つ時代になった。以前の作品は、集合写真で写し出されることがほとんどだったが、日本とインドネシアの正月風景を食のシーンに選んだことが、新しい写真記録になった。技能実習生の日本での生活ぶりと雇い主との関係が見えてくる良い場面である。

タイトル 「ママ!がんばって」

講評

子育てしながら農作業に励むママの姿がすばらしい。目線としては作業をしている低い位置から見るともっとリアリティになり、迫力のある写真になったと思う。しかしながら、頑張って農業を維持している姿に感動。

タイトル 「サツマイモ収穫」

講評

今回は「頑張ってきた じいじ、ばあば」の作品が少なかった。地域の農地を守り、農業を続けてきた人たちにあらためて謝意を示すとともに、現役で頑張っている姿の写真をもっとみてみたい。この作品が今回、象徴的な作品になった。

タイトル 「おもたいよ~っと持ち上げました」

講評

子どもに収穫物をもたせた写真は、今回も多く寄せられました。中でもこの作品は子供さんの動作の面白さとサツマイモの鈴なりになった量とのアンバランスさが面白く記録されました。

タイトル 「食べるのって楽しい!」

講評

全体の入選選出の際、私が最初に取り上げた作品です。

日常、さまざまな情報が飛び交う現代、子どもの食事がままならない話を最近よく聞きます。食卓を囲み、食べるものが目の前にあることが当たり前だと思っていたことがそうではない現実があることを私たちは忘れてはいけません。家族だんらんがある裏付けは、毎日おいしい食事をみんなでできることです。この写真はその象徴です。

タイトル 「熱気」

講評

的ばかいの写真を、海側から見たのは初めてではないでしょうか。背景に家並みが見え、この祭りが行われている状況がよく見えてきます。

タイトル 「元気のいちご」

講評

この地の農産物の代表の一つ、イチゴを山盛りに持つ女の子の嬉しさが微笑みの中に写し出された良いポートレートです。

タイトル 「もちつき(わくわく体験)」

講評

教育の現場で体験ほど重要なことはないと思う。食をとおした子ども向けの伝承的な体験プログラムが増えてほしい。なぜなら、世の中にたくさんの食メニューが溢れているからである。教える側と体験するこどもの楽しさが伝わってくる。

タイトル 「孫もキャベツもここまで大きくなった!」

講評

孫の成長をキャベツの大きさとの比較で表現した。ジージの顔が少々緊張気味なところが前段との違いになり、シチュエーションちがいでことなる作品になった。孫に伝える家族の気持ちとその幸福感が表現できている。