Facebook Instagram X LINE

Newsお知らせ

大麦「はるしずく」→「はるか二条」へ切替説明会

2025.02.03 ブログ

JAたまなは、管内で作付けする令和8年産大麦「はるしずく」を「はるか二条」へ全量切り替えることを決めました。国産大麦の需要が高まる中、実需者のニーズに応じた生産体制を確立します。

2月3日、説明会を本所で開き、生産者に「はるか二条」の特徴や栽培方法などを説明し、理解を深めました。

「はるか二条」は早生で茎が短く倒伏に強い品種。穂数が多くなるため多収であり、穂発芽しにくく、オオムギ縞萎縮病やうどんこ病に強い。

九州各県では「はるか二条」への転換が進み、「はるしずく」の採種は熊本県のみとなっています。実需者からの加工適正面で評価が高い「はるか二条」に切り替えることで、国産大麦の供給量や価格が安定し、品質の向上が進めば焼酎用などでさらなる需要の増加が期待できます。

栽培面では、基本的な管理や作業スケジュールは「はるしずく」と同じですが、出穂前の低温で不稔が発生しやすいため、生育は過度に進まないように栽培するほか、赤かび病への防除についても2回の防除を徹底するなどの注意が必要です。

JA農産課の担当者は「導入に向け、生産者への周知徹底に努めたい」と話しました。