大豆「フクユタカA1号」現地検討会

JAたまなは関係機関と協力し、大豆「フクユタカA1号」の導入を検討しています。

10月2日に玉東町で現地検討会を開き、現在の主力「フクユタカ」との生育状況を比較しました。

「フクユタカA1号」は莢(さや)がはじけにくい難裂莢(れっきょう)性を備えた「ハヤヒカリ」を「フクユタカ」と交配した品種。成熟期の品質などの特性はほぼ同じで裂莢しにくいため、収穫ロスが少なく実質的に多収となります。

現在主力の「フクユタカ」は収量が良く安定している利点はありますが、成熟期の裂莢による収穫ロスが課題となっていました。

現地検討会には生産者やJA、関係機関など約20名が参加。7月に播種した「フクユタカA1号」と同時期に播種した「フクユタカ」の生育状況を確認しました。

現状の生育はほぼ同程度。今後、11月中旬に迎える収穫期で裂莢の度合いや収量を比較し、検討を進めていく方針です。

JA指導販売部農産課の担当者は「裂莢が少なく収量が上がれば生産者の所得向上にも繋がる。本格導入に向け生育状況を確認していく」と話しました。