安全な食品提供に向けて・HACCP導入支援講習会

2021年6月から食品衛生法が改正され、原則、すべての事業者がHACCP制度を導入することが義務化されます。

このことをうけ、JAたまなは2月9日、直売所へ漬け物や惣菜を持ち込む生産者に向けて、HACCP(ハサップ)導入支援講習会を開きました。

HACCPとは、食品を製造する際の各工程で食中毒などの危害を起こす要因を分析し、衛生管理を確認して安全を確保する管理方法。

今までは、主に大きな食品工場が取り入れていたが、今後は、小規模事業者など全ての食品に関わる製造業者が対象となります。  

講習会は、民間の検査会社から講師を招き、漬物製造と惣菜製造を分けて開催しました。それぞれの製造過程での衛生管理方法の違いや注意点を説明。今後取り組む、従業員の健康管理や製造環境の衛生管理などの実施記録書、加熱殺菌の時間や温度を記入する重要管理点監視記録の記入方法を教わりました。  

JA担当者は「法令の施行に向けて、衛生管理を徹底し、安全・安心な食品を提供していきたい」と話しました。