マルチシート被覆を支援 品質向上を目指す

JAたまな柑橘(かんきつ)部会は3月1日、JAや果樹技術者連盟玉名支部と協力し「応援隊」としてミカン園地のマルチシート被覆作業の支援を行いました。

マルチシートの敷設を推進することで、品質向上や生産者の所得向上に繋げることが目的です。

部会役員や青年部、JA職員ら約50名が参加し、各班に分かれて15園地2ヘクタールのマルチシートを張りました。

樹冠幅以上の根域を透湿性マルチシートで覆うことで、雨水の土壌への浸透抑制など、より土壌水分を調整しやすくなります。高品質果実生産を行うためにも、マルチシートの被覆を推奨しています。今回は気温が涼しい時期の敷設作業のため、シートを巻き上げておき、必要な時期に広げるスタンバイマルチの設置となりました。

支援を受けた松本哲海さんは「重労働となるマルチ被覆を支援していただき助かった。応援隊の皆さんにはとても感謝している」と話しました。

柑橘部会の中村隆一部会長は「3年半ぶりの応援隊の活動となった。高品質果実生産の一環として、産地内の意識向上のほか、消費地へもアピールしていきたい」と話しました。

柑橘部会はマルチシート被覆支援のほか、剪定(せんてい)支援も行うなど、部会をあげて高品質果実の栽培を目指しています。