スイカ査定会・出荷協議会

JAたまな園芸連絡協議会西瓜専門部は4月20日、前原集荷所でスイカ出荷査定会を開き、部会員と選果基準を確認しました。

査定会では出荷されたスイカの基準を確認したほか、検査員が選んだスイカを割って品質を確かめました。糖度は13度と甘く、高品質な仕上がりに市場関係者からの評価も上々でした。

スイカ専門部では独自に作成した「こだわり西瓜選別規格表」を基に、各生産者が徹底した選別を行うことで高品質なスイカの出荷に取り組んでいます。

選果は部会員の中から選ばれた検査員が行い、徹底した品質管理を行っています。生産者が持ち込んだスイカの形状や色沢、傾きや傷などを目視で確認。手でたたき、空洞果が無いかを確かめながら、大きさごとに箱詰めしています。

原田部長は「今年は天候もよく、高品質なスイカができている。選果基準を守った出荷を行い、有利販売につなげていこう」と生産者に呼び掛けました。

査定会後には菊水畜産研修センターで出荷協議会を開きました。

令和5年産は部会員20名(前年比2名減)が11ヘクタール(同81%)で栽培。販売数量2万1660ケース(1ケース2玉)、販売金額9747万円を目標に掲げ、安定した品質の出荷による産地確立を目指します。

協議会には部会員や市場関係者、JA役職員が出席。原田部長が「生産者は減少したが、こだわりを持って高品質なスイカを出荷するので、積極的な販売をお願いしたい」と挨拶しました。

市場関係者は「消費地ではスイカの出荷が期待されている。今まで培ってきた玉名のファンに対し、安全で安心なスイカをアピールし、しっかり販売していきたい」と話しました。

現在までの生育は順調。L中心の出荷で糖度や玉肥大も良好です。5月中旬にピークを迎え、6月中旬までの出荷を見込んでいます。