横島イチゴ部会設立40回記念大会・ 令和3年度産 実績18億超

JAたまな横島イチゴ部会は7月22日、横島公民館で通常総会と設立40回記念大会を開きました。

新型コロナウイルスの感染拡大により規模を縮小し、最小限の人数で開催。

同部会は部会員100名が28.92ヘクタールで「ゆうべに」「恋みのり」を栽培。

令和3年度産の販売実績は数量1296トン(前年比92.6%)、金額18億4404万円(同103.5%)だった。 

総会では松本輝紀部会長が「3年度は1キロ単価と10アール当たりの販売金額が過去最高の実績となった。4年度も消費者ニーズに合った規格や労働力の軽減策を検討していきたい」と挨拶。

優良生産者や特別功労者表彰を行った後、令和3年度事業報告や令和4年度事業計画、役員改選の3議案を可決しました。

部会設立40回記念大会では、JA職員が販売実績や40年間の部会の取り組みなどを説明。

大会宣言として青年部の酒井政宏部長が「私たち生産者が一丸となり消費地動向に対応した真の優秀産地となるよう総力を結集し、玉名の野菜振興にまい進していこう」と呼び掛けました。

同部会は1970年に発足した横島苺生産組合を前身に82年の総会で設立し、部会員165名が38ヘクタールで「はるのか」を中心に栽培。設立当初の販売金額は2億4203万円でした。

85年には「とよのか」を主力品種とし、90年には生産者名入りのセロハンを導入。栽培への責任を強めました。

91年には設立10周年と共に販売金額が10億円を、98年には20億円を突破しました。

2005年に「さがほのか」を導入し、15年に現在の主力品種となる熊本県が開発した「ゆうべに」を導入。1パック単価は1982年度の232円から変動を繰り返しながら、2021年度に過去最高となる356円となりました。

久保英広組合長は「横島イチゴ部会は横島地区の農業生産振興の礎となってきた重要な組織。今後も部会とJAが一丸となり部会の活性化や産地維持、発展に努めていきたい」と話しました。