夏秋ナス目標1億7160万円を掲げる・夏秋なす専門部出荷協議会

JAたまな北部集荷センターなす部会夏秋なす専門部は6月30日、出荷協議会を開き、販売数量660トン、販売金額1億7160万円の目標を掲げました。

令和4年度産は部会員97名が8.96ヘクタールで栽培。生産資材などの物価高騰による生産コストの増大で農家経営は厳しい状況の中、農家所得向上のため、安全で安心な高品質ナスの産地としての地位確立を目指します。

出荷協議会は最小限の人数で開催。市場関係5社やJA熊本経済連とリモートでつなぎ、部会役員、JA職員が参加しました。

同専門部の井上繁孝部会長が「農家の経営状況は非常に厳しい。今年も品質の良いナスを作るので、高単価での販売をお願いしたい」とあいさつ。JA職員が生産や販売基本方針、生産・販売状況を報告しました。

現在までの生育状況は順調で、開花や着果は良好に推移しています。収穫量も気温の上昇に伴い増加する見込み。市場関係者は「増量期に向けた売り場の確保のため、産地と情報共有し、有利販売に努めたい」と話しました。

今後は高温、乾燥による根傷みや花落ちの発生が心配されます。適期対策を行い、病害虫についても早期発見し、防除を徹底していきます。