直播実証実験 農事組合法人 野口

岱明町の農事組合法人野口は5月25日、120アールの田んぼに水稲品種「森のくまさん」の種もみを直播(は)しました。

直(じか)まき機を使い、水を張っていない乾田へもみ種を直接まくことで、育苗作業の負担を減らします。

同法人(構成員58名、面積約121ヘクタール)は、平成30年から農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で、直まき実証実験を始めました。

直まき機はトラクターの後部に取り付け、畝を立てながら種をまきます。米以外に麦や大豆にも使用でき、省力化による人件費などの費用削減にも繋がります。


同法人の組合員は「昨年の収穫量は通常の田植えと同程度だった。実証実験を重ね、本格導入を目指したい」と話しました。