栗自走式収穫機導入検討会 

JAたまなは9月27日、栗の自走式収穫機の導入検討会を南関町の園地で行いました。

栗の需要が高まる中、農家の収穫作業時間の短縮や省力化による人員削減を目的とし、さらなる生産量の増加も期待しています。

収穫機は福岡県の農業機械メーカー㈱オーレックで開発された自走式の収穫機。エンジンの力でゆっくり園地内を走行し、地面に落ちている栗をブラシでかき込んでコンテナに入れていく仕組みです。生産者は収穫機の後ろに立ってハンドルを操作します。いが栗の場合は9割、いがのない実でも7割ほどが収穫でき、手で拾い集めるのに比べ作業時間が3分の1ほどに短縮できます。

検討会ではJAたまな栗部会の蒲池勝文部会長が「地域に導入できるものか収穫機の性能をしっかり確認してもらいたい」と挨拶。販売メーカー担当者が収穫機の構造を説明した後、実際に操作しました。

参加した生産者は「効率よく収穫できるため、購入を検討する」「とても良い機械。収穫だけでなくいがだけの回収にも使える」「平地なら良いが斜面や面積が狭い園地では使用が難しい」などの意見が出ました。

管内では生産者の高齢化や担い手不足などにより収穫作業の負担軽減が求められています。収穫機の導入により産地維持や規模拡大に繋がることを期待しています。