令和2年度JA熊本県女性大会

組織活動体験発表

女性部の仲間とともに  西村 恵子

 初めに、私の住む玉名市の紹介をしたいと思います。 玉名市は、菊池川が南北に、この地域を中心とした水田地帯では、基軸作物として、トマト・イチゴなどの施設園芸が盛んです。また、水田地帯及び中間地帯では、みかんなどの果樹・野菜・米麦大豆・畜産などを組み合わせた複合経営が行われています。

 私が住んでいるのは、玉名市と豊水という周りが田んぼに囲まれ遠くに小代山や雲仙が見える、景色が素晴らしい地区です。温暖な気候で、施設園芸・米といった多種多様な農畜産物が生産されています。菊池川が近くに流れているので、米作りの水に困ったことがありません。豊水地区の中に、トマト・ミニトマト・みかんその他の野菜集荷場や、カントリーエレベーターがあり、農業を営む私たちにとってすぐそばにこのような環境があることはすごく助かっています。玉名市のミニトマトは日本一の生産量で、トマトもそれに近い生産量があるのではないかと思います。

 次に、私の話を少しだけしたいと思います。

 今、私は5人家族です。2年前に娘夫婦が農業を継ぐために帰って来ました。そして、専業農家をしています。施設園芸でトマト28a・アスパラ28aを作っています。また、米6町と大豆2町刈り取った後は、麦を栽培しています。娘が働き者のおむこさんを連れてきてくれたので、私たちは本当に楽になりました。

 今は、娘夫婦と一緒に農業をしていますが、これからは、若い人たちのやり方で頑張ってほしいと思っています。

 次は、私たちの女性部の紹介です。ほとんどの部員が、専業農家です。施設園芸で、トマト・ミニトマト・花やアスパラ、また、米などを生産しています。米や大豆を刈り取った後は麦を植えたりと1年間忙しく働いています。

 女性部の活動は、主に夜にしています。 活動内容は、ゴキブリ団子作り・夏に玉名市のバレーの試合・味噌つくり(農業が暇な時期の昼間にします)・ケチャップ作り・現地研修会・豊水祭り(だんご汁・おこわなどを作り地域のみなさんに喜ばれています)・福祉活動ミニデイサービス(豊水地区の高齢の方たちを呼び、手作りの昼食を食べて頂き、一緒にゲームをして皆さんに喜ばれました。私も、豊水の人たちと一緒に楽しい時間を過ごしました)・正月の生け花(花農家の部員さんのところに集まって開催しました。今年は、寄せ植えをしました)・正月料理講習会・豊水の中にある5つの地区の役員会(今は、バレーの練習の時にしています)・ふれあいの旅(忙しい中でも豊水は多くの人が参加します。旅行の前には、夜の宴会に踊るための練習をし、宴会を盛り上げています) 豊水の女性部は、楽しい人がたくさんいます。

 でも、今年は新型コロナウイルスの影響で、ほとんどの活動が取りやめになり、みんなと会う機会も少なくなってしまいました。さみしく思い時々昔のことを思い出しています。

 私は、女性部の活動が始まった年から部員となったので、20年程前の事になりますが、出来た当初は4月に会員30人くらいで外の広場に集まり活動報告会をしていました。活動報告が終わると、そのままバーベキューと、とっても楽しい時間を過ごしていました。それが2~3年続きましたが、道の横の花壇のところで、夜に電気を付けてやっていたので流石に恥ずかしくなり、翌年からはその年の支部長の家で、活動報告会とバーベキューをするようになりました。農協の人たちも参加してもらい交流の場となっています。

 12月は、忘年会もカラオケ場でしていました。農協の人を招待し、交流でき部員も全員参加で楽しい忘年会です。今は、豊水の部員さんがカラオケ場を始められたので10年程前からは、報告会・忘年会はそこで今でも楽しく続いています。

 15年ほど前から、週1回のビーチバレーを始めました。週1回みんなに会えるので、女性部活動のことは、そこで話し合います。気の知れた仲間なので、すぐに決まり女性部活動に役に立っています。

 その時は大人数でしたが、今は、コロナウイルスの影響で時々練習しています。年に1回の女性部ビーチバレー大会では、いつも決勝戦まで残り優勝もしています。

 女性部に入り、みんなと楽しく過ごしてきました。私たち女性部員は、家族ぐるみの付き合いもあって、夏は女性部員の夫婦で海外・国内旅行に行きました。

 また、部員だけで一泊旅行に行ったりと、本当に楽しかったので、これからも、まだまだ女性部で、皆と一緒に楽しく過ごせたらいいなと思っています。  豊水地区の女性部の部員数は、年々減り平均年齢もあがり、若い人もなかなか入ってくれず、存続できるか心配です。

 今年から、娘がフレッシュミズの会員になりました。豊水地区の若い農家の方も入っていらっしゃるとの事なので、できたら娘とフレッシュミズの若い農家の方も女性部員となり、みんなと活動して、これからの女性部を盛り上げて欲しいと思います。