葉色値調査で追肥量診断

JAたまなは小麦「ミナミノカオリ」の高タンパク化につながる適切な施肥量指導に取り組んでいます。葉の長さと葉の色(SPAD値)を調べる「葉色値調査」による追肥指導を徹底しています。

適時適切な肥料の利用に関する営農指導につながるこの取り組みは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の12「つくる責任つかう責任」に通じます。

JAたまなは熊本製粉(株)と協力してミナミノカオリの中でもタンパク含有量が12.5%以上のものを厳選して製造した独自ブランドの小麦粉「Premium T(プレミアムT)」を製造し、販売しています。パンなどに加工すると、香り高くもちもちとした食感となることから、パン加工業者などの実需者から高い評価を得ています。  

JAは行政と協力して4月5日、玉名市内で葉色値調査を通じた追肥量診断を実施。生産者に対し穂揃い期の適正な追肥量を伝えました。高タンパク小麦の収穫量増加も目指しています。

JA担当者は「生育は順調。適切な施肥量の指導から高品質な小麦の生産につなげ、農業者の所得増大や生産基盤の維持、拡大も目指したい」と話しました。